2014年、京都市は京都に伝わる様々な無形文化遺産を大切に守り、未来に引き継いでいくため創設しました「“京都をつなぐ無形文化遺産”制度」による第2号として「京・花街の文化-いまも息づく伝統伎芸とおもてなし」を選定しました。
花街について
京都を代表する歴史的景観と風情あふれるまちなみ。
京都には「先斗町」「宮川町」「上七軒」「祇園甲部」「祇園東」の五つの花街があり『五花街』(ごかがい)と呼ばれています。
京都では花街のことを「かがい」または「はなまち」と読み、300年を超える長い歴史を持っています。
先斗町は、鴨川と木屋町の間、三条から四条に至る通りの花街で、北側には先斗町歌舞練場があり、鴨川からはその存在感ある佇まいを眺めることができます。
お茶屋について
花街のおもてなし文化
花街にある多くのお茶屋さんでは既存客の紹介がない限り利用できない「一見さんお断り」の花街独特の伝統的な風習が今もなお残っています。
その理由はお茶屋とお客様の強い信頼関係にあります。
また、初めてのお客様ですとお料理やお座敷のしつらえの好みなどが分からずお客様の意向に添えないというのも理由です。